2023/06/09 12:32


皆様こんにちは!プリントジャンキーのたかです!
今回は、皆さんがおなじみのステッカーについて、その歴史と未来についてお話ししたいと思います。さっそく始めましょう!

まず、古代エジプト時代に遡ります。なんと、ステッカーの先駆けとなるものが、古代エジプトのファラオが公的な文書に紋章印として使っていたとかなんて話や、価格や商品情報を広告するために使用されていたとも言われていて、壁に貼られたアイテムには、早期の紙に書かれた情報が記され、接着剤やしっくいで壁に貼られていたそうです。

そして、1839年にはシャー・ローランド・ヒルが接着性のある紙を作り出し、現代のステッカーの元となるものが発明されたと言われています。その後、ヨーロッパの広告の専門家たちがカラフルなラベルを思いつき、ステッカーの発展に大いに貢献しました。これらのラベルは果物や包装に使われ、商品の差別化に役立てられました。

さらに、1935年にはR.スタントン・エイブリーが最初のセルフアドヘーシブラベルを発明し、ステッカーの実際の発明者とされています。この時からステッカーは進化を遂げ、私たちの生活の様々な場面で活躍するようになりました。

初期のステッカーは、使用する前に接着剤側を湿らせる必要がある「事前適用」タイプでしたが、現代のステッカーはその手間を省いた便利なものとなりました。さらに、材料や用途、インク、接着剤、コーティングなどの要素によって多様性が生まれ、私たちはさまざまなステッカーを楽しむことができます。

では、ステッカーの歴史のタイムラインを振り返ってみましょう。古代エジプト時代に商品の価格や情報を掲示するためにステッカーが使用された可能性があるとされています。1765年にはアメリカでスタンプ法が導入され、税金や収益のスタンプが使われるようになりました。さらに、フランスの印刷業者シモン・ラヴネがデカロマニアという技法を開発し、デカールが登場しました。1837年にはイギリスで最初の前払い郵便切手であるペニーブラックが導入され、広告や製品ラベルの時代が幕を開けました。

そして、Avery Dennisonの創設者であるレイ・スタントン・エイブリーが自己接着の圧力感知ラベルを製造し、ステッカーの実際の発明者となりました。さらに、スクリーンプリンターのフォレスト・ギルが自己接着な紙とデイグローインクを組み合わせて最初のバンパーステッカーを作成しました。そして、Topps CompanyがWacky Packsと呼ばれるトレーディングカードとステッカーをリリースし、ステッカーの人気は急上昇しました。1990年代には特殊なステッカーが人気を博し、ステッカースクラップブックも流行しました。また、3Mの研究者がマイクロカプセル化の方法を使って香料入りインクを使用できることを発見し、スクラッチ・アンド・スニフが誕生しました。

以上が、ステッカーの歴史についての興味深いお話でした。私たちの生活に欠かせないステッカーの魅力について、改めて考える良い機会でしたね。これからも目が離せないステッカーの動向に注目していきましょう!

それでは、次回の記事もお楽しみに!プリントジャンキーのたかでした!